相手をありのままで受容する 
  人間は相手を心から受容する気持ちを持ち、そのことを相手に伝えることが

できれば、相手をしっかりと助けることができる。

自分との関係のなかで相手が成長し、建設的な変化をとげ、問題解決の能力を

身につけ、精神的にも健康になり、創造的で、もっている可能性を最大限に

のばすことができるようにするには、相手をありのままで受容することが重要で

ある(これは、単純だが美しい人生のパラドクス“逆説”のひとつである)。

 自分はいまのままで相手に本当に受容されていると感じると、人はそこから動

き出す自由を手にし、思いのままに自分の変化・成長をはかり、能力を発揮する

方法を考えられるようになる。

(「親業」トマス・ゴードン著 近藤千恵訳 大和書房)
inserted by FC2 system